ほどほどで良しとするのが最高のストレス対策 Vol.2
テレビにも出演されている生物学者の池田清彦先生(早稲田大学名誉教授)が『ほどほどのすすめ』(さくら舎)という本を出しています。この本に書かれていることは、生物界は弱肉強食で強いものだけが生き残るように見えても、実は両者がバランスを保って生存しており、増えすぎた集団はイナゴの大群のように一気に滅んでしまうそうです。国でも企業でも、もっと大きくなろうと発展させるために突き進んでいくと、その行き着く先が破綻だったりします。先生の主張は“何でも大き過ぎず、ほどほどにしておくのがいいよ”というものです。
健康も“検査数値全てパーフェクト”を求めてしまって、一つでも基準値を超えると、それが大変なストレスになったりします。ある年齢になったら少しは身体にガタがくるのは当たり前で、血圧も高くなるだろうし、コレステロールや血糖値だって高めになります。おしっこも出にくくなるし、目も耳も悪くなる…。でも、それでいいと思っているくらいがちょうどいいのかもしれません。
そんな気持ちでいられる人は、実はストレスとの関わり方が上手な人で、小さな病気はしても大病はせずに、結果的に長生きができる。どんなこともほどほどで良しとする。それが一番のストレス対策かもしれません。人付き合いにおいても、ほどほどのいい人になればいいのです。
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