がんばり過ぎると病気になりやすい。リラックスを学ぶ

 病気と性格には大きな関係があります。アメリカの研究では、性格を4つのタイプに分けて、タイプごとになりやすい病気を発表しています。

 タイプAは、「時間がない、忙しいといつもせわしなく動いている人」「暇があることが苦痛でスケジュール表が埋まっていると安心する人」「こうなりたいとか、人に負けたくないという思いが強い人」といったタイプです。

 こうした方は、常に自律神経の交感神経が緊張した状態になりがちです。呼吸が浅く血圧も高い。高血圧や心臓疾患といった循環器系に問題が起こりやすくなります。また、ストレス過多から胃潰瘍を患ったり、がんばりすぎるあまりに燃え尽き症候群やうつ病などを引き起こしたりするリスクも指摘されています。

 次のタイプBを飛ばしてタイプCですが、タイプAとは逆の性格で、周囲との摩擦を極力避け、まわりに気を遣い、「自分さえがまんすれば物事がうまく運んでいく」と思っています。自己主張をあまりせずに献身的に働くので、まわりの人たちからは「いい人」だと思われます。自分の感情を抑えて、トラブルを回避しようとする特徴があります。

 こんな生き方をしていてはストレスがたまるばかりです。がんになる人にはCタイプが多いといわれています。常にがまんを重ねているため、うつ病のリスクも高まりがちです。

 タイプDは、最近いわれるようになった新しいタイプです。否定的な感情や考えを持ちやすい特徴があります。いわゆる自己肯定感が低いといわれる性格で、まわりからの否認や非難を恐れて自分の殻に閉じこもりがちになり、コミュニケーションや人付き合いに苦手意識を持っています。

 タイプDの方は、そうでない方に比べて心血管疾患の発症リスクが3倍になるという研究結果もあり、うつ病などの精神疾患にもなりやすいそうです。

 では、最後のタイプB。病気になりにくい性格の方々です。あまり競争心や出世欲もなく、上手にストレスと付き合っています。対人関係も、つかず離れずの距離感を保つことができるので、とてもスムーズです。ご自身のことをとても大切にしており、マイペースに活動されますが、まわりの人からも信頼されたり、好感を持たれることが多いです。

 結果的にストレスも少なくなり、出世しようと思っていないのに、気がついたら重要なポストに就いていることもあります。ですが、必要以上に責任を感じることもなく、淡々と仕事をこなすことができる。

 周りに振り回されず、等身大の自分で生きる人たちなので、毎日がすごく楽で、病気から非常に遠いところにいることができます。

 すぐに性格を変えるのは難しいものですが、自分がどのタイプに近いかを知り、なるべくタイプBに近づけるようにすることで、健康に過ごせるはずです。

 ただ、まるっきりタイプBという人はなかなかいらっしゃらないもので、がんばりすぎず「なるようになるさ」と力を抜いて生きることで、タイプBに近づいていけるかもしれません。

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