1.ムコ多糖ってなに? | 2.ムコ多糖の”ムコ”の意味 | 3.コンドロイチンやヒアルロン酸などのムコ多糖類がひとつになったものです |
4.ムコ多糖タンパク質=プロテオグリカン | 5.ムコ多糖の”多糖”の意味 | 6.加齢による体内水分率の減少 |
7.精のつく食材に多く含まれます | 8.ムコ多糖症について |
ムコ多糖ってなに?
ムコ多糖とは、私たちの体に約60兆個あると言われる細胞の周りで、水分(体液)をしっかりと蓄えている大切な物質です。
私たちは、この水分を通じて、細胞に栄養を運んだり、細胞から不要となった老廃物を取り出したりしながら、体の「循環と代謝」を支えております。
しかし、このムコ多糖は、25歳ぐらいからどんどん減り始め、それとともに、体内の水分量も減少してしまいます。すると細胞は元気を失ってしまいます。
このことが体の様々な不調の原因であると考えられております。
ムコ多糖の”ムコ”の意味
ムコ多糖の”ムコ”というのは、ラテン語で「MUCUS=動物の粘液」を意味します。この動物の粘液をもつネバネバ食品は身体に良いことは昔からよく知られています。
また、私たちの身体の唾液や血液などの体液は、必ず“ヌルッ”とした特徴があり、これはムコ多糖が含まれていることによります。
コンドロイチンやヒアルロン酸などのムコ多糖類がひとつになったものです
よく「関節にいい」とか「お肌にいい」と言われている物質に、コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸・ヘパラン硫酸などがありますが、これらの物質は、ムコ多糖類と呼ばれ、もともと体の中ではタンパク質を中心に、ひとかたまり(複合体)になって存在しています。
このタンパク質と一緒になっていることが重要であり、そうすることで水分を保持するなど、体の中で様々な働きを行うことができるようになります。
ムコ多糖タンパク質=プロテオグリカン
厳密に言うと、ムコ多糖とムコ多糖タンパク質とは別のものになります。ムコ多糖は“グリコサミノグリカン”と呼ばれ、先に申し上げたコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸・ヘパラン硫酸などのムコ多糖類の総称です。
これらにタンパク質が結びついてひとかたまりになったものが、ムコ多糖タンパク質と呼ばれます。
最近では、希少物質として“プロテオグリカン”という名称で呼ばれる機会も多くなってきました。
ムコ多糖の”多糖”の意味
”多糖”という言葉は、多くの種類の糖が組み合わさって作られているという意味で、けっして砂糖などのような糖分が多いという意味ではありません。
複雑な糖の組み合わせや配列(糖鎖)によって、コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸・ヘパラン硫酸などの、様々なムコ多糖類が存在します。
右の図は私たちに最も身近なブドウ糖の分子構造になります。
ムコ多糖はブドウ糖とは異なる種類の分子がたくさんつながった構造をしています。
また、ムコ多糖などの多糖類は、右の糖質の分類図のように多糖類のでんぷんなどとは異なる“複合糖質”として、分類されています。
加齢による体内水分率の減少
老化といいますと、50代、60代から始まるものだとのイメージがあります。しかし、私たちの肉体は25歳ぐらいから既に身体の内部からの老化が始まっています。
それはムコ多糖の体内合成カが衰えて、体内保水率が落ちてしまい身体が乾燥してくるからと言われています。
いつまでも瑞々しい若さと、健康を保つためには、ムコ多糖の補給が必要となります。
精のつく食材に多く含まれます
疲れて時や元気になりたいときに、昔から「ヌルヌルネバネバしたものを食べると良い」と言われてきましたが、ムコ多糖は、昔から“精のつく”と言われているような食材に多く含まれます。
ウナギ、スッポン、魚の煮こごリ、牛軟骨、フカヒレ、とんこつスープ、牛筋の煮込、ナマコ、ツバメの巣など・・・
ただし、これらの食品は毎日食べていると、高カロリーや塩分過多となってしまい、逆に健康を害してしまいますので、ムコ多糖は健康食品から効率よく摂取する必要があります。
ムコ多糖症について
ムコ多糖症とは、正式には「ムコ多糖代謝異常症」といいます。ムコ多糖を分解する酵素が、生まれつき欠けていることにより、役割を終えて排出されるはずのムコ多糖の切れ端が、体内(特に皮膚、骨、軟骨などの結合組織)に蓄積し、臓器や組織が次第に損なわれる進行性の病気です。
ですから、本来の意味からはムコ多糖症ではなく、リソソーム(酵素)欠乏症と言うべき病気です。(ライソゾーム病とも呼ばれています)
ムコ多糖症の発症は先天的(生まれつき)であり、後天的に発症することは絶対にありません。ムコ多糖症の主な症状は、著しい骨の変化、短い首、関節が固くなる等です。その他、角膜混濁、難聴、肝肥腫、心臓疾患、低身長などの症状がみられます。
ムコ多糖症とは先天性の疾患であり、私たち成人が発症することはありません。また、ムコ多糖を摂取することで、ムコ多糖症の発症することはありません。
ムコ多糖ってなに?
ムコ多糖とは、私たちの体に約60兆個あると言われる細胞の周りで、水分(体液)をしっかりと蓄えている大切な物質です。
私たちは、この水分を通じて、細胞に栄養を運んだり、細胞から不要となった老廃物を取り出したりしながら、体の「循環と代謝」を支えております。
しかし、このムコ多糖は、25歳ぐらいからどんどん減り始め、それとともに、体内の水分量も減少してしまいます。すると細胞は元気を失ってしまいます。
このことが体の様々な不調の原因であると考えられております。
ムコ多糖の”ムコ”の意味
ムコ多糖の”ムコ”というのは、ラテン語で「MUCUS=動物の粘液」を意味します。この動物の粘液をもつネバネバ食品は身体に良いことは昔からよく知られています。
また、私たちの身体の唾液や血液などの体液は、必ず“ヌルッ”とした特徴があり、これはムコ多糖が含まれていることによります。
コンドロイチンやヒアルロン酸などのムコ多糖類がひとつになったものです
よく「関節にいい」とか「お肌にいい」と言われている物質に、コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸・ヘパラン硫酸などがありますが、これらの物質は、ムコ多糖類と呼ばれ、もともと体の中ではタンパク質を中心に、ひとかたまり(複合体)になって存在しています。
このタンパク質と一緒になっていることが重要であり、そうすることで水分を保持するなど、体の中で様々な働きを行うことができるようになります。
ムコ多糖タンパク質=プロテオグリカン
厳密に言うと、ムコ多糖とムコ多糖タンパク質とは別のものになります。ムコ多糖は“グリコサミノグリカン”と呼ばれ、先に申し上げたコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸・ヘパラン硫酸などのムコ多糖類の総称です。
これらにタンパク質が結びついてひとかたまりになったものが、ムコ多糖タンパク質と呼ばれます。
最近では、希少物質として“プロテオグリカン”という名称で呼ばれる機会も多くなってきました。
ムコ多糖の”多糖”の意味
”多糖”という言葉は、多くの種類の糖が組み合わさって作られているという意味で、けっして砂糖などのような糖分が多いという意味ではありません。
複雑な糖の組み合わせや配列(糖鎖)によって、コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸・ヘパラン硫酸などの、様々なムコ多糖類が存在します。
右の図は私たちに最も身近なブドウ糖の分子構造になります。
ムコ多糖はブドウ糖とは異なる種類の分子がたくさんつながった構造をしています。
また、ムコ多糖などの多糖類は、糖質の分類図のように多糖類のでんぷんなどとは異なる“複合糖質”として、分類されています。
加齢による体内水分率の減少
老化といいますと、50代、60代から始まるものだとのイメージがあります。しかし、私たちの肉体は25歳ぐらいから既に身体の内部からの老化が始まっています。
それはムコ多糖の体内合成カが衰えて、体内保水率が落ちてしまい身体が乾燥してくるからと言われています。
いつまでも瑞々しい若さと、健康を保つためには、ムコ多糖の補給が必要となります。
精のつく食材に多く含まれます
疲れて時や元気になりたいときに、昔から「ヌルヌルネバネバしたものを食べると良い」と言われてきましたが、ムコ多糖は、昔から“精のつく”と言われているような食材に多く含まれます。
ウナギ、スッポン、魚の煮こごリ、牛軟骨、フカヒレ、とんこつスープ、牛筋の煮込、ナマコ、ツバメの巣など・・・
ただし、これらの食品は毎日食べていると、高カロリーや塩分過多となってしまい、逆に健康を害してしまいますので、ムコ多糖は健康食品から効率よく摂取する必要があります。
ムコ多糖症について
ムコ多糖症とは、正式には「ムコ多糖代謝異常症」といいます。ムコ多糖を分解する酵素が、生まれつき欠けていることにより、役割を終えて排出されるはずのムコ多糖の切れ端が、体内(特に皮膚、骨、軟骨などの結合組織)に蓄積し、臓器や組織が次第に損なわれる進行性の病気です。
ですから、本来の意味からはムコ多糖症ではなく、リソソーム(酵素)欠乏症と言うべき病気です。(ライソゾーム病とも呼ばれています)
ムコ多糖症の発症は先天的(生まれつき)であり、後天的に発症することは絶対にありません。ムコ多糖症の主な症状は、著しい骨の変化、短い首、関節が固くなる等です。その他、角膜混濁、難聴、肝肥腫、心臓疾患、低身長などの症状がみられます。
ムコ多糖症とは先天性の疾患であり、私たち成人が発症することはありません。また、ムコ多糖を摂取することで、ムコ多糖症の発症することはありません。