耳が聴こえにくくなると、認知症のリスクが高くなる!? Vol.2
聴こえが良くなるためのトレーニングもあるので、試してみてください。
まずは、“耳マッサージ”です。親指と人差し指で耳たぶを持って、ジワーッと引っ張ります。耳の穴が開いて気持ちがいいです。次に、耳の真ん中あたりを指ではさみ引っ張ってみます。最後に耳の上を指で挟んで上に引っ張ってみます。
引っ張ると痛みを感じる人もいますが、肩が凝っていたりすると痛みがあるようです。あまり無理をせず、地道に続けるといいそうです。テレビを見ているときや電車に乗っているとき、病院の待合室など…。時間があれば試してみるといいでしょう。耳のマッサージは体全体にもいい影響を与えます。ただし、あまり無理に引っ張らないよう注意してください。
もうひとつは“耳栓ウォーキング”です。
方法は簡単で、耳栓をして10分ほど歩くだけです。耳に入ってくる音を遮断することで耳を休めることができ、中耳にあるアブミ骨筋をスムーズに動かせる効果があるそうです。アブミ骨筋は鼓膜からの振動を内耳に伝える役割をしています。また、外から音が入らない分、歩く度に踵が地面に着く音が耳よりも脳に響いてきます。骨の振動を敏感に捉えることができ、それだけ脳の働きを良くすることが期待できるそうです。
10分の耳栓ウォーキングの後、耳栓を取ってみると『聴こえ方がまるで変った!』という方もいらっしゃいます。簡単なことなので試してみるといいでしょう。
それから最後にムコ多糖の摂取です。難聴の治療薬には、ムコ多糖の主成分であるコンドロイチン硫酸が含まれています。これは耳の音を聞き取る有毛細胞の修復を行う働きがあるためです。
以上のようなことを意識して、耳をいたわって生活をしてください。
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