食生活~『がん』と『認知症』の予防は似ている点がある Vol.2
高齢者は激しい運動をすることがあまりないので、エネルギーをたくさん取り入れる必要はありません。エネルギーを作り出すのは糖質です。
糖質と言えば、主食となるご飯とか麺類です。それに甘いお菓子類など。若いときのようにご飯を何杯もおかわりしたり、間食にお菓子を食べているとエネルギーが過剰になってしまいますので、糖質は控えめにしてください。
高齢者は若いときほど身体を作る必要もありません。身体を作るタンパク質もそれほどたくさんはいらないので、肉類に偏るのもよくありません。タンパク質をとるなら、魚とか大豆がいいでしょう。
その分、補充したいのは、身体の調子を整える成分であるビタミンやミネラルです。こういう栄養素は不足しがちなのでたくさん摂った方がいいでしょう。つまり、野菜や海草中心の食事にするということです。それも、一種類の野菜ばかりを食べるのではなく、たくさんの種類を食べるのがいいです。
日本食は、小鉢に何種類もの副菜が出てきます。お浸しであったりひじきや小魚、漬物などなど。食事を楽しめる上に、まさにバランス良く栄養が取れます。
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